tradingviewを使って値動きの分析精度を高める(CFD,トレード)

トレード

今回の記事はtradingviewを用いて、値動きの分析精度を高める方法を紹介しています。S&P500のCFDトレーダーとして書いていますが、他のCFDやFXトレーダーの方にも当てはまる部分があると思います。

  1. トレードにおける価格分析にtradingviewが有効であることを知る
  2. 価格分析の方法についておおまかに知る
  3. 先物データとCFDデータとの違い、使い分けについて知る

tradingviewを使って値動きの分析精度を高める(CFD,トレード)

tradingviewとは何?(知らない人のために)

tradingviewとはWEB上で扱うことができる高機能チャートソフトです。ここでは、さらっと説明します。

様々な銘柄を一元的に扱える
個別株、株価指数、為替、商品、債券などありとあらゆる市場のチャートを一元的に扱えます。

とにかく軽い。PCでもモバイルでも見られる。
ブラウザで見れる上にとにかく軽いです。モバイルにも対応しています。

チャート分析ツールが豊富
考えうるほとんどのテクニカル分析ツールが対応していますし、外部データを使ったかなり特殊な分析にも対応しています。

SNSへの発信も容易
twitterなどの外部ツールとの連携もしやすいです。チャートは画像として加工することも容易です。

無料でも使える
同時に使えるデバイス数が少ないなどの制限はありますが、無料でも使うことは可能です。

tradingviewのプランごとの比較

トレードで一番重要なのは値動きをしっかり理解すること

さて、本題に入りますが、まず、どんなトレードをするにしても、値動きをしっかりとらえることが重要になります。
値動き判断のプロセスは概ね次のようになります。

1.大きな流れからおおよその方向性をつかむ

まずは、週足、日足、時間足など好きなもので構いませんが、数日から~数か月程度の俯瞰的なチャートを見ておおよその現状と方向性を分析していく必要があります。
例として最近のES(S&P500 E-mini futures)のチャートを挙げます。

2019年10月からトレンドラインがひかれて一定のチャンネルに収まって動いてきていたものが、2020年1月後半になって崩れてきたというチャートです。トレンドラインをわってきていることから、さらに下落する可能性はありますが、年末年始ごろのオーダーの塊をサポートとしているのでまだサポートされる可能性も残しています。
このような分析から次にどのようなシナリオが考えられるかを考察していきます。

2.ポイントの特定とシナリオの構築

今度はもう少しズームアップしてみてます。

上のチャートではわかりやすいように出来高プロファイルも使っています。
どのあたりにどのようなオーダーの塊があるかなどを調べてサポート、レジスタンスを推定します。チャートパターン的に特筆すべき点があればそれも考慮していきます。
どのラインを超えたら加速するか、または、踏みとどまれば逆行するかといったシナリオを2,3たてておきます。
こういったプロセスは初心者には難しいかもしれませんが、何度も実践していくうちにできるようになってくる人が多いです。
こういう分析ではCMEのような公式な取引所の先物のデータなほうが、出来高や細かい値動きなどの面で、CFD会社(OANDA等)からもらえるデータよりも信頼性が高いです。
※先物のデータについては下のほうで説明しています。

3.エントリーポイント、ターゲット、ストップ位置を決定していく

上記の分析結果まで行ってからようやく具体的なエントリーを定めていきます。そのときに、必ずストップ位置は定める必要があります。というよりも、トレードのこつはできるだけストップ位置に近い位置にエントリーをもっていいくことなのでストップを決めずにエントリーを決めないということを徹底したほうがいいです。ターゲットも大体の位置をきめておきますが、ターゲットは途中で調整する可能性はあります。

仮の設定にはなりますが、エントリー例を示します。
上記は週の終わりのチャートです。かなり売り込まれてはいますが、もしこれより下のサポートが固いと判断したならば反発を狙い、週明けの寄りでエントリーして、20日ほど前の目立つ安値をストップに設定、うまくいけば前日の高値付近をターゲットとして狙うといった流れです。

トレードではリアルタイムな対応が必要

トレードでは、予測してシナリオをたてるということを行う一方で、シナリオはひとつにしぼられるということは『絶対に』ありません。必ず複数のシナリオが想定されます。ときには急なニュースやイベントにより予想外の状況に直面することもあります。そのため、臨機応変なリアルタイム対応力が求められます。
リアルタイムな対応は特にデイトレードで必要となるものですが、スイングトレードや長期トレード主体の方でもエントリーやクローズで局所的に使う可能性があるので、知っておいて損はありません。

さて、リアルタイムな対応をするためのツールとして考えられるものはいくつかあります。
1.相関性の高い銘柄のチャート
2.分足、時には秒足を見れるチャート
3.DOM(板と呼ばれているもの)
一つずつ解説していきます。

1.相関性の高い銘柄のチャート

S&P500やダウと相関性の高い銘柄のうち、リスクオンオフに関係するものとしては、米国債、ドル円、金などがあります。また、世界中の株価指数とも相関性が高く、東京タイムには日経平均、ユーロタイムには、ユーロストックス50やダックス、NYタイムにはNasdaqやラッセル2000などの兄弟銘柄と相関した動きが見受けられます。
これらと比べていくことで、値動きの予想ができることができます。例えば、相関銘柄が下がっているのにダウ、S&P500が下げ渋っているときは、あまり下げ材料を材料視していないと見るのか、単にサポートで踏みとどまっているだけで時間経過により崩れてくるとみるのか分析していくとトレードしやすいです。
例えばある日の相場ですが、

上がS&P500で下がドル円です。印をつけたあたりで、S&P500はかなり強力なサポートラインにつっこんでいるため、かなり買いが厚くなかなか進んでいけない印象を受けていました。(上記チャートではサポートラインがよくわかりませんが、赤線の少し下あたりだと思ってください。)
しかしそのときにドル円がぐぐっと売られており、上記には表示されていませんが、米国債もかなり買われており、リスクオフが強いことが見受けられました。そのため、この状態が続くうちはS&P500もサポートをわってくるだろうなと思っていたらやはり割り込んできた形です。
こういうふうにいろいろな銘柄を比較しながらトレードするには、tradingviewが圧倒的に便利です。

分足、秒足を見れるチャート

これは必要性について議論のあるところだと思いますが、NY市場の開場直後や指標の発表直後など値動きがとても速いときには、分足、時には秒足を見れるとやりやすいこともあります。秒足を見るにはtradingviewではプレミアムプランに入る必要があります。

とある日のチャートです。
下が1分足で四角の中がNY市場開始直後の30分です。その部分を15秒足になおして見たのが上になります。動きが激しいときは秒足でみたほうが何が起きているのかわかりやすいのは事実です。

DOM(板)を見る

DOM(板)を見ておくことも押し引きをはかるひとつの参考材料になります。

tradingviewで有料のデータ契約をしておくと上記のようなDOMを見ることができます。証券会社が提供しているようなDOMと違い深度が一段目までしか表示されませんし、歩み値の表示もありませんが、注文の残存数がメーターで表示されており、それが減ったり増えたりしていることで、売買どちらの注文が食われているのかわかります。むしろこの程度の表示データ量のほうが目が疲れなくてよいこともあります。

本格的にDOMや歩み値を見たい人は楽天証券のマーケットスピードにて見ることができます。こちらも海外先物については有料データを契約するか無料条件を満たす必要があります。

tradingviewの会員登録とリアルタイムデータの取得

証券会社提供のチャートだけだとどうしても限界があるので、トレードを続けていく気があるならば、できればtradingviewを導入することをお勧めします。有料プランでもお試し期間とかもあるのでまずは使ってみると良いかもしれません。
なお、先物のリアルタイムデータは有料です。日経先物などはたいした値段ではありませんが、海外先物系だと月に数千円かかります。ちなみにS&P500のリアルタイムデータはCMEのE-miniのデータを契約すればよいです。ダウであればCBOTのE-miniです。

決して安くはないですね。日経先物を扱っているOSEは格安ですが。もしスイングとかゆったりとしたトレードメインで行うのであれば先物のデータの購入まではいらないと思います。OANDAなどが提供している無料のCFDのリアルタイムデータで十分です。しかし、毎月数十万円以上の損益を出すハードユーザーの方は情報に出費を惜しまないほうが良いと思います。情報の精度がトレード成績に影響するとしたら金額にしていくらぐらいになるか考えてみるとよいかもしれません。

まとめ

ということで、おおざっぱですが、tradingviewを使った値動き分析のおおまかな方法について解説しました。
また、先物のデータを見ることの有用性も少し説明できかなと思います。データ料金とか考えると日経平均のほうがとっつきやすいのかなと思いますが、値動きは絶対S&P500やダウのほうがわかりやすいしダイナミックで面白いと思いますので長い目で見たらお勧めです。

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